
IBARAKITAHAMA -暮らしの美間 (みま)-
展覧会名: | 「 IBARAKITAHAMA -暮らしの美間 (みま)-」 |
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展覧会会期: | 平成17年3月5日(土)~31日(木) |
主催: | くらしの中の美術展実行委員会 |
照明協力: | MAXRAY |
会場: | 橋本健二建築事務所:茨木市春日3-13-9 tel.072-623-6767 |
空間コーディネイト: | 橋本 健二 |
参加作家: | 赤松 玉女、秋吉 風人、井野 敬裕、遠藤 裕美子、加藤 豪、北辻 良央、服部 滋樹、原田 リョータ、藤本 由紀夫、松井 智惠 |
大阪楽座事業事業認定事業 |
本企画は茨木にある明治時代の女学校の校舎を使用した橋本健二建築事務所の空間と、大阪市内の証券街北浜に大正時代に建てられた洋風建築の新井ビル 4 階に位置する M E M Galleryという二つの対照的な場所で催されます。
橋本建築事務所の建物は明治時代に小学校として建てられました。戦中を経て数奇な運命を辿り、橋本氏により現在の場所に移築されました。現在建築事務所兼、倉庫、ギャラリーに使われており、ときにはバーが開店します。
新井ビルは大正11年、建築家河合浩蔵氏の設計で当初銀行ビルとして建てられた後、戦争を経て現在テナントビルとして使用されています。エレベーターは戦時中の金属回収で供出されたままになっており、その空間は現在も吹き抜けの蝶旋階段になっています。現在新井ビルは日本建築学会からの保存の要請もあり、有形登録文化財に認定されています。
美術作品を両会場ギャラリースペースおよび建物の他の空間に設置すると同時に、建物の歴史にまつわる家具類や、置物、写真などを橋本氏のコーディネイトで構成します。各建築空間とそれにまつわる展示物、そして美術作品、それら相互の目に見えない対話を観覧者の方々につないでいただこうと思います。
尚本展は大阪府の歴史的建築物へ対する助成プログラム「楽座事業」の認定を受けています。